発達障害の「生き方」研究所 | Hライフラボ

転職4回、うつで1年の休職歴あり。30歳を過ぎてADHD・アスペルガーまで発覚した人間が、妻と娘の育児のためにもがいた結果… 「生きづらさ」と戦いながらそこそこ稼ぐためのHライフラボ的・生き方3.0とは?

心の安全基地をつくると自分の天職に気づく

天職と心の安全基地の関係について

 

連休明け、とてもバタバタとした1週間でした。

 

ただでさえ新年度ということもあり、仕事の進め方がどんどん変わっていきます。

仕事そのものも増えていくし、コミュニケーションを取る相手も異動で変わっていきます。

 

こういう時期は仕事がはかどりません。

 

できるだけ、よく接する人は「ある特定の1人」にしておきたいものですね。

 

 

 

さて、先日ある方からご紹介をいただき、東京は綾瀬にある「東京未来大学こどもみらい園」の方にお話を伺ってきました。

 

 

なぜこんな話になったのかというと。

このところわたしがブログで「学校教育以外の方法」で学ぶことについて、今後の大きな可能性を感じている、という記事を書いていますが…

 

その記事を見た知人から、「それならこういうものもありますよ」というご厚意でその方の知り合いをご紹介いただいたのが具体的な経緯です。

 

 

お話を伺う当日、デスクの片付けもそこそこにこどもみらい園へ向かいました。

 

駅から数分のところ。

東京未来大学、高校などと同じ建物ということで、とてもキレイで大きなキャンパスが見えてきました。

 

中に入ると、とても広々とした空間。

エレベーターで4階へ行き、カフェテラスのような場所でいろいろとお話をさせていただいたんです。

 

 

こどもみらい園では、徹底した「こどもの興味中心」に、基本的には1対1で時間が流れるそうです。

 

先生と生徒という関係ではなく、とにかくこどもに「ついていく」。

ファシリテーターやコーチに近い関係性なのかとも思いましたが、そうでもないようです。

 

この場所では危険さえなければ、とにかくどんな遊び方をしても「100%受け入れ」られる。

その感覚を大切にしてあげたい、というお話が大変印象的でした。

 

わたしも自分の天職発見アプローチのための条件として、ちょうど「心の安全基地」の存在も入れたほうがいいかなと考えていたところ。

この流れから考えると、仮説に入れるべきなんだと改めて感じています。

 

そもそも大人にしても、心の安全基地がないと天職探しどころではないのは目に見えています。

理論的にも、有名すぎるマズローの欲求段階説にの考え方にある程度合致していますしね…

 

 

ちなみにですが、この「心の安全基地」を社会やコミュニティのベースの仕組みとして導入しようとしている、以前ご紹介したPEACESさんの発想は本当にいいなと感じている理由のひとつです。

 

こうした価値を社会人にも提供するにはどうすればいいのかも、今後考えていく必要がありそうです。

 

 

そしてわたしがお伺いしたかったことの核心は、「小さいころからの個性や興味のある分野を伸ばしていった先、いったいどのくらいの割合でその分野の仕事をして生活している人がいるのか」ということでした。

 

学校教育の代替として、まずは個性や興味を見出すなんらかの場所、つまり家庭やコミュニティがあり、興味を持った分野を勉強したかったら突っ込んで勉強をする。

 

ざっくり言うとその学びの順番が効率的と感じているからです。

 

 

ただ残念ながら、この点についてはまだこの教室があたらしいこともあり、明確な一次情報は得られませんでした。

 

引き続き、天職発見のメカニズムだけでなく、こうした既に起きている社会の変化と実績についても追及していければと思います。

 

 

社会を変える力をつなげる「Soar」

今日は最後に、社会の変化を加速するクラウドファンディング参加へのお誘いです。

 

「人の持つ可能性が広がる瞬間を捉え、伝えていく活動」をされているsoarさん。

先日のLITALICO研究所さんでのわたしの講演に、代表の工藤さんにご参加いただいたのがきっかけで、わたしもsoarさんのことを知りました。

 

いろいろな特性を持った人がどのように働いて、生きているかを伝えているsoarさん。

soarさんの本気度はとても高くて、Webサイトのデザインもかっこいい(これは信頼ある情報を広げるのに大事です)。

 

そのsoarさんが、もっと全国の事例を取材し、記事として拡散していくためにクラウドファンディングを始めました。

 

soarさんがもっとアクティブになると何が起きるか…

soarさんはメディア運営だけでなく、イベントもかなり頻繁に実施しています。

こうした場でマイノリティにフォーカスしたいろいろな人がリアルでつながることで、社会の変化が加速度的に早くなっていくはずなんですね。

支援者側へのコミュニケーション活性力がものすごく高い。

 

わたしたちに必要なクラウドファンディングだと思います。

ぜひブログ読者の方と一緒に支援していければと思い、ご紹介させていただきます。

 

社会的マイノリティの可能性を広げる全国の事例を《soar》で取材したい! | クラウドファンディング - Makuake(マクアケ)

 

 

 

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