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発達障害の「生き方」研究所 | Hライフラボ

転職4回、うつで1年の休職歴あり。30歳を過ぎてADHD・アスペルガーまで発覚した人間が、妻と娘の育児のためにもがいた結果… 「生きづらさ」と戦いながらそこそこ稼ぐためのHライフラボ的・生き方3.0とは?

大人の発達障害を克服した「生き方3.0」とは

生きづらさを減らす生き方の要素とは

発達障害を持つ私たちが、毎日活力のある生き方するためには何をどう学べばいいのでしょうか。

このブログでは、国数英社・法学、経済学、哲学・・・・または経営学、マーケティング、HRM・・・といった日本の学校や会社で教わってきた従来の学習の枠組みではなく、別の角度から大人の発達障害者がよりよく「生きる」ために必要なスキルや要素を学習していくための概念(考え方)を提供したいと思います。

まずは、私のイメージするこれからの世界を「生きる」ためにおすすめの要素を配置した概念図を見てみましょう。


※2015/10/18追記 概念図と「大人の生き方3.0」の考え方はこちら(発達障害が行動しはじめると実は伸びしろがすごかった話~4時間目「行動学」)の記事とまとめ記事でver.2へアップデートしています。

 

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上から下へ時系列で実行していくことを想定していますが、まず、右側と左側で要素を大きく2つに大別しています。

右側は、特に順序やプロセス、目的をあまり意識せずにとにかく日々量をこなしていくことを想定した「累積戦略」パート。


そして左側は、目標設定を行いその達成に向かってプランニングして日々アクションを重ねていく「順次戦略」パートです。

この2パターンのアクションを並行して進めていくという発想は、地政学・戦略学者の奥山真司氏がその著書で紹介していますが、このアイディアは非常に優れているので取り入れています。

東洋・西洋、右脳・左脳、陰陽などに代表される2項対立の図式は、お互いに行き来することで大きな意味を生むことで有名です。
この2項対立は持続的な世界の成り立ちの根本要素ともなっていると思うので、新しい何かの仕組みを作り上げたいときは参考になると思います。


では要素を個別に見ていきましょう。

1、自立プロセス

自立」は発達障害者が今後生きていくうえで、最も重要なポイントです。

 

デジタル大辞泉の定義では、自立とは「他からの従属から離れて独り立ちすること。他からの支配や助力を受けずに、存在すること。」とあります。

 

簡単にいうと、自立することで周囲の世界の認識をより自分のコントロール下においた状態で生活できるのです。

 

ところが自立していない状態では、ある外界の刺激(上司・同僚・親とのコミュニケーションなど)に対して、自らが自らに下す評価が周囲の世界(社会・上司・同僚・親など)の基準を一方的に(無意識に)採用していってしまうので、より心理的な圧迫感が強くなってしまいます。

 

発達障害者の場合、特に2次障害であるうつ病・双極性障害などがある場合は、自立することで刺激への対処が上達し、症状が軽くなるケースがあるだろうと見ています。

 

本来は成人までの教育で自立できるのが望ましいのですが、残念ながら日本の教育制度はそれを阻むようにできています。


ですからまずは自立できているかどうかの確認と、これ以降の準備を行います。

 


では具体的なアクションはどうすればいいのでしょうか?

まずは読書会やイベントへの参加によって、いままで触れなかった世界に触れ、世界環境の認識を更新することから始めましょう。

 

読書会とは、ネットなどで参加を呼び掛けている読書好きの人が集まるイベントのことでです。


大きく分けて「課題図書型」と「好きな本持ち寄り型」に分かれますが、ここでは後者を想定しています。


自分がほかの人におススメしたい本を持っていき、3~5分程度でプレゼンすることが多いです。

ここで重要なのは、好きな本を通して「自己表現する」ということと、その表現が「どうやったら適切に相手に伝わるか」を考え抜くこと、そしてそれに対して他者と感想や質問などのフィードバックを通して相手の世界観を学び「対話する」というプロセスです。

も ちろん読書だけで済む人もいるかもしれませんが、ここでは同時に他者へ物事をいかに伝えるか、という「他者視点」への創造力活用と、「対話」という自己の確立に重要と思われる要素を組み込みます。

 

この作業をひたすら行うことで、自立に必要な思考力を積み上げていきます。

 

一方、それと同時に身近な目標を立てて ワンアクションをルーチン化することで、順次戦略とします。色々な気付きを得やすくし、より効果的に自立の促進をはかっています。


2、環境認識更新プロセス

ここでは上述の通り、読書そのものと読書会・イベントを通じて自分が存在している環境を見直す作業を行います。
見直すといっても、ここで自分を振り返ったりするのではなくとにかく世界の成り立ちについて新しい分野・情報に接するということです。

別の記事でおすすめの書籍を紹介したいと思っています。


3、スキル・経験獲得プロセス

このプロセスまで進んではじめて英語・マーケティングなど具体的な方法論を扱うことになります。

自分の特性に合った仕事を探すのもこのプロセスで行います。
これらは仕事を実行しながら学ぶのが最も効率的です。

習慣の力なども借りながら、新しいことをなるべく短い時間で習得できるよう計画するべきですが、なかなか難しいと思います。
ですがここまでくるともうアクションの連続になりますので、時間も足りなくなってきます。
自立してくると「自分の成し遂げたいこと」が徐々に明確になってきますので、それにフォーカスして順次戦略として計画をたてるのが一番大切なことです。


さて、これらのプロセスを構成する各要素については個別に説明がが必要なので、改めてご説明したいと思います。

 

※2015/10/18追記 概念図と「大人の生き方3.0」の考え方はこちら(発達障害が行動しはじめると実は伸びしろがすごかった話~4時間目「行動学」)の記事とまとめ記事でver.2へアップデートしています。

 

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