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発達障害の「生き方」研究所 | Hライフラボ

転職4回、うつで1年の休職歴あり。30歳を過ぎてADHD・アスペルガーまで発覚した人間が、妻と娘の育児のためにもがいた結果… 「生きづらさ」と戦いながらそこそこ稼ぐためのHライフラボ的・生き方3.0とは?

夏目漱石に学ぶ、自分の「生き方」発見法とは?

生き方(初級編) 自立

漱石が残した「文学論」より大切な「生き方論」

 

【こんなことが書いてあります】
・夏目漱石は、自分の経験を語った講演で「自己本位」で生きることの大切さを切々と説いた

・自己本位で生きるには、周囲の世界と自分の世界を切り離す作業が大切

→「生き方」研究所記事一覧へ

 

 

夏目漱石のような過去の偉人のことばに、より複雑な社会で生きているわたしたち現代人のつらいきもちがいやされるわけがない。

 

 

そうわたしも思っていました。

 

…きのうまでは。

 

 

先日、いきつけの大型書店で探しものをしていたときのこと。

ふと、齋藤孝さんのある著書が目にとまりました。

 

そこには、齋藤さんが過去に何度もなんども読み返したという本が紹介されており。

 

ふと直感的に「あ、これは読まないと」と感じ、もともとの探し物もそこそこに、紹介されていた本を買って帰りました。

 

それが、こちら。

 

社会と自分: 漱石自選講演集 (ちくま学芸文庫)

社会と自分: 漱石自選講演集 (ちくま学芸文庫)

 

 

もともと紹介されていたのは、この講演集の最後に掲載されている「私の個人主義」という40ページ弱の講演録でした。

 

読んでみると、漱石が学生に対して大切だと語りかけているものがあまりに・・・あまりにこのブログで紹介させてもらっているまず「自立」しましょうという考え方と似ているため、びっくりしてしまいました。

 

 

「坊っちゃん」「文学論」などで有名な夏目漱石は、大学を卒業後、学校の先生になりましたが、その仕事が本当に好きになれず、常に自分の生き方を探しつづけていたと、この講演をおこなっていた学習院の学生へ丁寧に語りかけます。

 

腹の底ではこの先自分はどうなるだろうと思って、人知れず陰鬱な日々を送ったのであります。

 

漱石も若い頃、他人が作った価値観の波に翻弄されていたのです。

 

しかしあるとき、他の人の価値感に立脚した何かを追求したところで、自分はまったく救われないことに気がつきます。

 

この時わたしは始めて文学とはどんなものであるか、その概念を根本的に自力で作り上げるよりほかに、私を救う途はないのだと悟ったのです。

いままではまったく他人本位で、根のないうきぐさのように、そこいらをでたらめに漂っていたから、駄目であったということにようやく気がついたのです。

 

ここから、漱石の本当の自分の生き方がはじまりました。

 

 私はこの自己本位という言葉を自分の手に握ってから大変強くなりました。彼ら何者ぞやと気概が出ました。いままで茫然と自失していた私に、ここに立って、この道からこう行かなければならないと指図をしてくれたものはじつにこの自我本位の四字なのであります。

 

やはり本当の自分の生き方をするためには、まず自己本位で生きる、つまり周囲の世界と自分の世界を切り離すという作業が必要だったのです。

 

(この作業については、「自立」カテゴリの記事で詳しく説明しています。)

 

 

いまわたしたちは、自我本位で生きていられているでしょうか?

 

もしそうでないのなら、なぜそうしないのでしょうか?

 

自我本位で進んでいくことが人としての本来の生き方であることを知ったからには、たとえばこのブログの記事を参考に、ぜひその道を追求してみてはいかがでしょうか。

 

きっと毎朝が、毎日が、驚くほど気持ちの良いものに変わっていくことでしょう。

 

ひとりでも多くのわたしたちがそうなれるように、魂を込めてわたしもまた記事を増やしていきます。

 

 

 

このように、自分の生き方を見つける手順には、古今東西の人間にある程度共通したパターンがあることを、漱石が残した重要な講演録の一例からも見て取れます。

 

現代においてその自分の生き方を見つけ、効率的に人生を進めていくためのプロセスの一例として活用いただけるよう、「大人の生き方3.0」マニュアルを引き続きまとめていきます。

 

 

最後に、この講演で漱石の想いの一端が込められたひとことを引用しておきます。

 

私の経験したような煩悶があなたがたの場合にもしばしば起るに違いないと私は鑑定しているのですが、どうでしょうか。もしそうだとすると、何かに打ち当るまで行くということは、学問をする人、教育を受ける人が、生涯の仕事としても、あるいは十年二十年の仕事としても、必要じゃないでしょうか。

ああここにおれの進むべき道があった!

ようやく掘り当てた!

こういう感投詞を心の底から叫び出される時、あなたがたは始めて心を安んずることができるのでしょう。

 

 

 

 

以下、再掲になります。はじめの一歩は、ここから。

自分の「生き方」が見つかる「読書会」のススメ

 

「生き方」研究所 presents 自分の「生き方」が見つかる読書会

 

自分の生き方を見つけるために有効な読書習慣をつくるきっかけにしていただければと思い、読書会を開催します。

 

周りの方におすすめしたい本を1冊、お持ちください。

 

お持ちいただいた本を紹介する5分程度のプレゼンと、簡単な自己紹介と本についての意見交換をしましょう。ジャンルは問いません。

 

当日は研究所長のうえすとがファシリテーション(進行役)を務めます。

 

 

日時:4月30日(木)19時~21時(予) 東京都秋葉原地域のカフェにて

※具体的な場所は参加者の方にのみ別途ご連絡します。

 

参加費:500円 (ご自分の飲食費は別途ご用意ください)

このうち海外現地図書1冊分の金額を、NPO「ルーム・トゥ・リード」へ寄付しますので、読書会に参加するだけで世界の識字率向上に貢献できます。

みなさんのアフター5のアクションが、世界を変えます。

 

定員:4名(先着順)

参加条件:現在一般枠・障害枠問わず一般企業(作業所、就労移行支援等を除く)で就業中の方。

 ※当サイトのターゲット(「はじめての方へ」参照)とする上記の方が対象となります。

 ※当事者以外の方の参加も可能です。

 ※締め切った場合はこちらで告知します。

 

申込方法:「hlifelabo@gmail.com」へ、お名前(ハンドルネーム可)と参加希望の旨を明記してメール送信下さい。

原則キャンセルは受付けませんので、確実に参加可能な方のみお申込ください。

 

ご質問:同様に上記メールアドレスまでお問い合わせください。なるべく早くご返信いたします。

 

注意事項:諸々の勧誘行為・他の方の迷惑となるような一切の行為は固くお断りいたします。

 

以上、これから行動をはじめて自分なりの生き方を見つけたいみなさまの参加をお待ちしております。

 

 

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