ADHDの時間感覚とドーパミンの関係から発達障害の生き方を模索する
ADHDはドーパミンの障害で、感情や生き方のヒントになり得る
1週間ぶりの更新になります。
週1回更新にしてからそろそろ1か月以上経ちましたが、落ち着くまでもう少しかかりそうです。
すいません…時間が取れれば随時、記事追加をねらっていきます。
<ファーストシーズン「大人の発達障害改善のヒント」全78記事のまとめ記事4つと目次はこちら>
引き続き、セカンドシーズンでは生物としての人間、生きるとは何か?などになんとなくフォーカスしながら進めていきます。
生きることとドーパミンと時間と感情
さて先日、幸福感が人間の「生きる」と強く関連があるとすれば、ドーパミンの起源に何かよりよく「生きる」ヒントがあるのではないか、ということを少し書きました。
すると偶然にも、核心ではないんですがすぐにドーパミンについての新しい情報を得ることができたんです。
先週このブログの読者になって頂いた方のブログに、こういった記事がありました。
(hm-kさん、リンク張らせていただきました。ありがとうございます。)
こちらには、さらにADHDの時間の流れをゆがませるのはドーパミンが原因、ということが書かれている別サイトの記事リンクがあり、さっそくその記事とそこで引用されている本を読んでみたんです。
この本が紹介されている記事にもあるとおり、ドーパミン・システム自体が時間の感覚に大きく影響していることが書かれていて、関連しているトピックとともにいろいろとヒントを得られました。
まず、「時間」の感覚は少なからずドーパミンに影響されているようです。
同じく、もともと「感情」とドーパミンも多くの関係が指摘されています。
どう表現するのが正しいのか分からないのですが、たとえば強烈な感情(この本では「恐怖」と書いてあります)を記録するために、脳の中の時間が早くなり、結果的に時間の流れが遅く感じる(このあたり、本の訳が微妙で意味がよく取れないんですが)そうです。
これはまったくの私の妄想ですが、狩猟採集時代の人間の状況と照らし合わせると、何か危険が近づいてきたとき(猛獣など)、普段よりもたくさんいろいろなことを考えないと逃げ切れないので、相対的にいつもよりたくさんのことを考えられるように、こうした脳のシステムを設計した、とも考えられます。
じゃあ誰が設計したの?
という疑問も生まれつつ、こうした話の展開になると、この本を思い出してしまうわけです。
ご存じの方も多いと思いますが、この本では、ADD/ADHDの人の特性が、古来の優秀な「ハンター」に欠かせない要素ということを説明していて、非ADHDの農耕民族と対比して、ADD/ADHDの人が非ADHDだらけの現代社会で生きていくための現実的な注意点を挙げています。
起業や仕事するなら、非ADHDと組め、とか。
また、ADHDの人と付き合う(家庭や仕事などで)場合のノウハウも書いてあります。
長期目標ではなく、短期目標で管理しろ、とかですね。
(今期売上何%UP、ではなく、今日は営業電話100本かける、とか)
いい研究だなーとは思いながら、この本の有用性をいまひとつ感じられなかったんですが、このドーパミンと時間、感情という切り口からもう少し深めてみようと思いました。
また参考まで、「自分の時間感覚をベースにした仕事選び」という発想の本がありましたので情報シェアします。
読んでみて有用でしたら、あらためて記事にしたいと思います。
ドーパミンは植物にもあった?
ただ、人間としての生き方を検討するなら、もう一段前の段階(生物にドーパミンが必要だった理由)に戻らないといけなくて、まだまだ情報捜索中です。
調べていくと、植物にもドーパミン(そのものか、類似のものかは忘れましたが)があったらしい情報も見つけました。
植物は重力も把握しているし、感情まで理解しているという説もあるほど、人間と同じくドーパミンや生き方研究の対象です。
ところで全然話が変わりますが、人間の細胞の中にあるミトコンドリアはもともと原始細胞(というか植物になる前の細胞だったかと)から進化発展したものですが、いつの時点からドーパミンがあったのかを調べるのに、このあたりまでさかのぼらないとわからないかもしれません。
このミトコンドリアも人間の中で大きな影響力を持っていますので、生き方を考えるうえでぜひ研究していきます。
うーん、今回はまだうまくまとまりません。
というのも、強烈な感情や、ドーパミンや、ミトコンドリアや、幸福感、生きる=細胞の老化と戦う……こうしたものは実は全て関連していて、ひとつのシステムではないかと感覚的には疑っています。
が、私の中でまだしっかり科学的には紐づいていないんです。
引き続き、勉強しておきます。
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