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発達障害の「生き方」研究所 | Hライフラボ

転職4回、うつで1年の休職歴あり。30歳を過ぎてADHD・アスペルガーまで発覚した人間が、妻と娘の育児のためにもがいた結果… 「生きづらさ」と戦いながらそこそこ稼ぐためのHライフラボ的・生き方3.0とは?

大人の発達障害でも仕事が楽しくなる条件とは

仕事

大人の発達障害と仕事選びと自立について

うえすとです。

 

気がつけば、40万アクセスを大きく超えていました。

大人の発達障害、特に仕事がうまくいかないことにお悩みの方から、たくさんのアクセスをいただいているようです。

 

 

もっとうまくいくはずだったのに、まったくうまくいかない。

 

先週の記事のとおりですが、成果を上げることで自己価値を保っていた可能性のあるわたしにとって、本当に地獄のような時期が続きました。

 

あのときにこんなWebサイトと出会えたらよかった。

こんな文章と出会えれば、翌日もなんとか出社できる気になれるかな。

をいつも念頭において書いています。

 

今日でほぼ運営11か月目に入ります。

引き続き、どうぞよろしくお願いします。

 

 

【告知です】

就労支援サービス「WINGLE」、総合幼児教育・学習塾「Leaf」などを手がける株式会社LITALICOさまの事業で、社会課題・障害についての研究機関である「LITALICO研究所」。

ゲストセミナー第1回講師になりました。 

 

日時:2月20日(土)17時

場所:中目黒にあるLITALICOさま本社内のセミナールーム

※研究員対象のイベントですが、研究員と同時登録で参加申し込み可能

LITALICO研究所、そして本セミナーにご興味のある方は、以下のリンクより詳細確認のうえ、参加申し込み及び研究員登録申請をお願いいたします。

※収容人数には限りがあります。 

 

なお先週告知させていただいたCrossoverのイベントは、申し込み100名を超え満員御礼となりました。ありがとうございました。

 

 

 

***<ファーストシーズン「大人の発達障害改善のヒント」全78記事の目次はこちら>***

 

 

 

大人の発達障害克服と自立と仕事の関係とは

 

わたしがこのブログでたびたび参照している本に、ヒルティが書いた「幸福論」があります。 

アランのではなく、ラッセルのでもなく、ヒルティの幸福論です。

 

幸福論 (第1部) (岩波文庫)

幸福論 (第1部) (岩波文庫)

 

 

「仕事」というものを考えるとき。

 

この本はそのときどき、自分に合った段階で最適なヒントをくれる、わたしにとってまるで駆け込み寺のようです。

 

わたしもここのところインプットの時間がなかなか持てないで、読みたい本は積みあがっていくだけ。

研究時間がなかなか取れない中、ふとこの本を読み返すと、なるほどいろいろとまた整理することができました。

 

 

「幸福論」は、最初のページを開くといきなり「仕事の上手な仕方」という章がはじまります。

 

神に仕えるヒルティにとっても、幸福と仕事は現実問題として切っても切り離せないものでした。

 

 

ここで改めて。

 

わたしが「大人の生き方3.0」でおススメしているのは、まず自立して、動き回って、天職を見つける、という流れです。

 

天職はざっくりとは、自分の情熱をかたむけられる仕事、時間の感覚が変わる作業のことを指しています。

 

 

同じく、「幸福論」の19ページにはこうしたことが書いてあります。

 

我を忘れて自分の仕事に完全に没頭することのできる働きびとは、最も幸福である。たとえば、ある題材を得てこれを表現しようとする時、全精神をその対象に打ち込まずにはいられない芸術家や、自分の専門以外にはほとんど何物も目に入らない学者や、いな、ときには最もせまい活動範囲に自己の小天地を築きあげている、いろんな種類の「変わり者」でさえ、この上なく幸福なのである。

 

わたしはだいぶ前から「自立」の条件のようなものを探していました。

 

そしてこの「幸福論」を読んだころには、だんだんと「自立」と「何かに完全に没頭する」ことに関連性があるんじゃないか、と考えるようになりました。

これが、「大人の生き方3.0」をつくったきっかけです。

 

わたしがデータ分析をしているときに自分が没頭している、と気がつけたのは、自分の気持ちを上からながめることができる「自立」の感覚ができてからです。

 

つまり、自立して本来の自分の気持ちに気づく、というのが天職への道なんです。

 

 

現にこの「幸福論」にも「自立の条件」のようなものも書かれています。

以前に書いたかどうか忘れましたが、これもあらためて整理したいと思います。

 

 

 

「自立(自律)」は「良いこと」のように思われがちですが、人間には必ずしも必要なものではない。

 

この分野の本を読み続けて、そう思うようになってきました。

 

社会の影響をしらずしらずのうちに自分の価値観として取り込むことは、どうやら人間が群れの中で協力しながら生きていくために発達させてきた能力のひとつ、つまり標準装備だからです。

 

 

ただし大人の発達障害を持つようなマイノリティが、自分で自分の価値を信じながら生きていくには、社会の影響と自分を分けることは不可欠です。

 

しっかりと、社会の「理想」の要素を自分の中から切り離して、自分の「最高」の価値にできるかぎり自分の生活を寄せて生きる。

 

そうすれば、没頭できる仕事にもいつか出会えると思います。

今回書いたことは、あと少しでもっと脳科学的にもキレイにまとめられそうなので、整い次第書いていきたいと思います。

 

 

余談ですが、わたしは自立の発想ができるようになってから、少しだけ他人とのコミュニケーションが改善しました。

 

あいかわらず「心の理論」、相手の気持ちを直感的に理解することはできないんですが…

 

相手の立場を自分に置き換えてシミュレーションしてみて、「自分だったら、こう感じる」という仮定のもとで自分のアクションを選択することができるようになりました。

 

 

この作業はとてもエネルギーを使いますし、急な反応が必要な時は使えません。

 

あくまで余裕があるときだけ、ゆっくり考えて行動したり、発言します。

 

 

このあたりのコミュニケーションのことも、もっと深めていきたいですね。

 

 

 

→「生き方」研究所の発達障害改善記事一覧へ

 

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