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発達障害の「生き方」研究所 | Hライフラボ

転職4回、うつで1年の休職歴あり。30歳を過ぎてADHD・アスペルガーまで発覚した人間が、妻と娘の育児のためにもがいた結果… 「生きづらさ」と戦いながらそこそこ稼ぐためのHライフラボ的・生き方3.0とは?

大人の発達障害者が自立するための新視点獲得トレーニング

自立

大人の発達障害者の自立は新しい視点を得ることから

うえすとです。

 

しばらくブログで告知させていただいたLITALICO研究所さま主催のゲストセミナー。

先日、盛況のうちに終了となりました。

雨の中ご来場いただいた40名以上のみなさま、本当にありがとうございました

 

中目黒の駅を降りてすぐ。

大きなビルの中層にあるLITALICO様本社のセミナールームを2部屋ぶち抜いて、テーブルを部屋の外に出し、イスだけ並べて来場のみなさまをお待ちしました。

 

こちらが用意したスライドと、LITALICOさまがご用意されていた会社案内のスライドのサイズが違い、最初に投影したときにはレイアウトが崩れてしまっていたことにはヒヤリとしましたが…(解像度の影響だけでした)

 

大きなハプニングもなく、懇親会まで終了できたこと本当に関係のみなさまのおかげです。

 

 

また90分もの長さの講演をご依頼いただいたのは初めてでした。

 

ADHDの特性もあって着手が遅れ、実はギリギリまで細部が固まっていませんでしたが、開催数時間前にようやく約70枚のスライドが完成してのセミナーでした。

 

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スピーカーにとって、ご依頼いただいたLITALICOさまだけでなく、来場いただいた方々はすべてお客様にあたりますが。

 

そうしたご来場のみなさまから、たいへんポジティブな感想をいくつもいただけたこと、本当にうれしくもあり、今後の活動にもつなげていけそうです。

 

ご都合やお住まいの事情でお越し頂けなかったみなさまにも、いつか直接メッセージが届けられるよう動いていきたいと思います。

 

 

自立への反響がものすごい

本が出てもうすぐ3か月。

たくさんのご感想をブログのメールアドレス経由でいただきましたが、そのほとんどが「自立」に関することに関するものでした。

 

自他を分ける、という発想・枠組みを知った時点で比較的すぐにいろいろなことに応用でき、生きづらさが大きく緩和した方。

 

すぐには明確な変化がないものの、方向性が見えたことに安心されている方。

 

いろいろな状況の方が、とにかく変わり始めていると書かれていました。

 

 

今回はそうした中、ある方からいただいた質問にこたえてみようと思います。

 

大人の発達障害者の自立戦略をもういちど

その方は、こんなことにお困りでした。

 

「自立の発想、つまり自他の区別が頭の中でうまくできたときはいいとして、なかなかその状態にいつもなるようにしていけないが、どうしたらいいか」

 

なるほど、これは確かに難しいポイントかもしれません。

 

 

大人の発達障害者の自立の発想では、ある刺激(「怒られた」とか「何かを見た」など)への自分の反応について、自他の 区別をつけていきます。

 

この作業はできるようになったけれど、毎回毎回意識するのがたいへんだったり、できなかったりする、という状況なんだろうと思います。

 

でももっとスムーズに、自然に自立感を意識の中に取り入れたい。

こんなときは、どうすればいいのでしょうか? 

 

 

反射的に視点を上げるための日常ルーチントレーニング

こうした場合、まず何か日常でルーチンになっているかそれに近いシーンの中から、最も変えたいと思っていてストレスがかかる刺激(上司・先輩と話す、通勤電車で座席に座れない、など)を特定します。

 

そのうえで、ストレスを感じるシーンに出会ったら、まず

 

「あ、自分はいまこの刺激のせいでストレスを感じているな」

 

と意識できるようになっていきましょう。

これももしかするとはじめは難しいかもしれません。

 

このあたり、気の利いた表現がないんですが…

ストレスを感じてイライラしたときや、おなかのあたりがグーッとくる感覚になったら、その原因を探す訓練をしていくしかありません。

 

 

そして原因になる刺激がきたと思ったら、視点をすぐに一段上げていくトレーニングをするんですね。

その視点から、自動的にストレスを感じてしまっている自分(社会一般的な感覚と同化している自分)と、もっと違う発想をしている自分(本当にこの刺激からストレスを感じる必要があるのか疑問に思っている自分)を眺めて、スイッチを前者から後者へ切り替えます。

 

そうすると、いったん感じてしまったストレスはすぐにスーッと抜けていきます。

 

この作業を、できれば毎日起きるような状況で繰り返していくと、いつのまにか他のどんなシーンでストレスを感じても、

 

「この刺激へのこの反応って本当に正しいの?」

 

と自然に疑う自分がでてきます。

そういう思考プロセスになるように、脳の配線が変化するんです。

 

 

わたしの場合、本やブログにも書いていますが、たとえば日常の通勤電車で座れなかったとき、

 

「あっちの席の前に立っていればよかった」

「隣のドアに並べばよかった」

 

なんていうシーンがあったときに、

 

「自分が立っているおかげで、他の人が座れていて、シアワセな通勤時間を過ごせている」

という感じで自然に出てくるイライラ発想を切り替えてあげるトレーニングをしました。

これは無意識を変えてなりたい自分になるには、ただ理想的な行動を意識して繰り返すしかない、という無意識研究の権威ティモシー・ウィルソンの言葉を読み実践してみたんです。

 

すると本当にいつの間にか、どんなストレスシーンでも自動的に出てくる思考に対して視点を一段上げて、スイッチできるようになってきたんです。

不思議ですが、この視点切り替え能力は本当にたすかります。

「働く大人の発達障害者」というこのブログの読者ターゲットのみなさまには、ぜひ身に付けることをおすすめしたいです。

 

 

自立して自分をプログラミングする楽しみ

このブログの趣旨のひとつにもなってきましたが。

 

いろいろと見ていくと、「人間」というハードウェアとソフトウェア(ガンダムみたいな感じ)の仕組みを少しずつひも解いて、パイロットとしてそれをいかに乗りこなすかがけっこう面白くなってきます。

 

このブログを通して、少しでも操縦技術と置かれている環境についての理解を進めていただければと思います。

 

どんなマシンに仕上げて何をするか、あとはわたしたち次第です。

 

 

 

***<ファーストシーズン「大人の発達障害改善のヒント」全78記事の目次はこちら>***

 

 

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