内向的な人のために出たようなコミュニケーション力向上本に人の気持ちを学んだ話
内向的な発達障害者でもコミュニケーションが必要なときに備える
わたしはずっとFacebookが苦手で、以前登録はしたものの長らく放置していました。
友達も地元の同窓生が数人とか。。
ですがいざ一昨年末、読書会などに出入りするようになってから使ってみると(というよりもそういうところへ参加している人からは、ほぼ100%「使ってますか?」って聞かれます)、とても役立つことに気が付きました。
いま個人的に役立っているなと思うところは、
・通常ではなかなか見つけられないイベント情報がシェアされている
・自分が興味のある情報が集まってくる
などなど。
そしてそんなソーシャルメディアも、これからFacebookやTwitterのような汎用的なものが廃れ、専門分化してくる(ジャンル毎?趣味別?とか)のでは、という記事が出るほど、最近の志向の多種多様さがすごくなっているんだとか。
・・・こういった流れこそ、どんなニッチな天職でも仕事にして食っていけそうな時代の幕開けかもしれないですね。
コミュニケーションの本質と人の気持ちの汲み方を学ぶ
さて、今日はそんなFacebookで話題になっていてピンと来たので、翌日すぐに買って読んだ本をご紹介します。
三上ナナエさんは元ANAのCAで、現在イメージコンサルタントや企業研修講師などをされている方。
『「気遣い」のキホン』に続く、本書が2冊目の著書のようです。
よくあるこの手の「~の基本」「コミュニケーション~」などの本は(わたしから見て、ですが)ロジックに欠けていて腑に落ちないことも多いんですが。
そんなわたしがなぜこの本をご紹介したいかというと、本書の中ではそこまでプッシュされていないように見えますが、実は「内向的な人のコミュニケーション術」にフォーカスされていたからです。
この手の本は、著者と自分の右脳・左脳の使用比率が似ている場合に限り有益、だとわたしは思っています。
例えばスティーブ・ジョブズが書いたプレゼン術の本を明石屋さんま(その本性がテレビのまんまだったとして)が読んで、役に立つかというとかなり限定的なはず。
その点からすると、本書のあとがきで著者はこう書いていました。
私は、内向的であることを、私の才能=GIFTであると思っています。それが私の良さであると思っています。
そうなんです、内向的であることを自覚している著者が、それでも「気遣い」や「会話」の持つ魅力にひかれてそのノウハウを書いている。
これを見たとき、わたしがなぜこの手の本の割にページの角の折り目が多いのか、納得できました。
(わたしは「いいことが書いてあるな」と思ったページの角をどんどん追っていくようにしています)
その数、7か所。
そもそもこの手の新刊は書店でパラっとめくって買わないことが多いことを考えると、とても多い数ですね。
ではその中から、1つだけご紹介してみます。
内向的でもコミュニケーションしたい「姿勢」が相手の心を開く
わたしたちはアスペルガーの特性が強く出ている場合、個人差はあるものの「人の気持ちを直感的に感じることができない」、というハンデを負います。
いわゆる空気が読めないと言われる理由でもありますね。
それでいて内向的なわけですから、社会に出て会社勤めを始めると日々苦労が絶えません。
ではそんな中でどうやって内向的なわたしたちがうまく会話をはずませるか。
本書では、そのための1つのコツとしてこう書いています。
「自分のことをわかろうとしてくれている」と感じられたとき、それが相手に心を開くキッカケになることが多いのです。
つまり、相手に「知ろうとしている」姿勢を伝える。
これって、「人の気持ちを直感的に把握できない」とできないことでしょうか。
例えば、相手のこと、相手が興味のあることをどんどん会話で掘り下げてあげる。
そうするとその姿勢が相手との距離をどんどん縮めます。
ともするとコミュニケーションの場では、人を目の前にしてテンパってしまい頭は白紙状態。
そのため自分語りが多くなる傾向にあるわたしたちですが、そこをグッとこらえてどんどん相手に質問してみましょう。
それも、できれば住んでいるところや好きな食べ物など外面的な話題ではなく、「なぜ今の仕事を始めたんでしょうか」などその人の内面に関わることがベターです。
大切なのは、「あなたを尊重しています」をいかに伝えるかなのです。
本書は内向的な人のコミュニケーションと人の気持ちについての、こんな本質的な何かが隠れていそうなアドバイスが詰まっています。
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