発達障害者がどう生きたらいいか分からないので色々突き詰めてみた
ライフラボ的「生き方3.0」の世界観
昔からあまり友人が多いほうではなかった。
体が大きくて力の強い子のオモチャだった。
20歳を過ぎた頃から、ときどき自分が自分でないような感覚が出るようになった。
それで、生き方についての本に興味を持った。
22歳で社会に出たが、電話番をしてもまったくメモが取れなくて2か月で胃潰瘍になった。
酒に酔った先輩社員に罵声を浴びせられ、駅前で号泣した。
新卒で入った会社は半年しか続かなかった。
それから数年、それなりに大きな会社へ入り所帯を持った。
毎日始発で出社し終電で帰るような忙しさ。夜中に大イビキをかくようになり、布団は朝起きるとじっとりと湿っているくらいの寝汗。
そしてついに朝起き上がれなくなり、休職した。うつ病だった。
それから2年は頭が思うように動かず、まともに働けなかった。
その間は復職しては休職を繰り返し、結局のべ1年は休職していた。
通った心療内科で誤診を受け、誤った処方の影響でうつ病は躁うつ病になった。
何度もベランダから下を見下ろしてはため息をつく数年間だった。
まともに働けるようになっては仕事が積みあがって調子を崩すサイクルが決まってきた頃、転院した先で変わった薬が出た。
WEBで薬名を検索すると、画面には「注意欠陥多動障害」の文字が現れた。調べ進めると、どうやら発達障害というものがあって自分が疑われているらしいことを察した。
次の診察日でそれとなく主治医に確認してみると、案の定ADHDとアスペルガー症候群(自閉症スペクトラム)の併発であるらしい言葉が出てきて、それまでなんとなくいつもこわばっていた顔が、少し緩んだ。
苦しんで悩みぬいて新しい世界が見えた
こうした経緯で働き過ぎて調子を崩しては、
「生きる意味って何だろう?」
「どんな生き方をすればいいんだろう?」
と考えて悩んで苦しんで、年間200冊以上もいろいろなジャンルの読書をし続けた結果、現時点での自分なりによりよく生きるために必要なプロセスと世界観を得ました。
まずはポイントの概要を備忘録として残しておきます。
1、量子
物質の最小単位とされている量子には、個々に意思がある(ように見える?)かもしれないです。
これは、人間の成長に他者との対話が大きな効果をあげることの根拠になるかもしれないので研究が待たれますね。
それから、量子の波動のレベルによって次元が変わる可能性があります。
世界のシステムは次第に明らかになっていて、全容解明が楽しみです。
量子の世界を少し学ぶと、発想の壁が崩れます。もう、何でもありです。
私たちは、そんな世界に生きています。
2、環境と遺伝子
人間は環境に適応するよう細胞レベルから作られていて、その影響は大きいです。
逆にいうと、環境の認識を改めたり意識して新しい習慣を作っていければ大きく変わることができるということです。
自分を変えたければ、まず自分が生きている環境の認識を改めて、常に危機感をもって生きること。
そうすれば自分のどこかに眠っている非活性状態のDNAが活動を始めます。
3、人間の身体と脳と心
身体や脳はあくまで従で、主は心です。
心(主観)の成立には色々な説がありますが、私は夢のある「意識集合体」から特定チャネルのみが特定の身体・脳・心と結びついている、という説を推したいです。
私もスピリチュアルは大嫌いでしたが、いろいろなジャンルの本を多読するうち、もうそんなことは言っていられないほど科学的証拠が揃っていることに気がつきました。
よって私の理解する生きる意味とは、自立して自分の意思・意識をはっきりと持ち、生きたいように思いきり生きて、果たしたいと思ったことを果たしていく、そしてそれを楽しむことです。
4、自立
自立は人生の目的、生きる意味を見つけるための前提条件と考えています。
これが果たされると、毎日の生活が劇的に変わります。
自立にもいくつかの条件がありますが、何でもいいので自分の意思を出していく訓練と他者との頻繁な対話、危機感などが影響していると思われます。
これは重要なテーマなので改めて詳述したいですね。
5、フロー
自然に集中してしまう作業や運動をしているときの状態を指していいますが、自立と絡む重要な要素と思います。
仕事の場合、時が早く経つ作業をしているときをフローに近い状態と見ています。
このブログでは、よく「没頭する」とか、「打ちこめる仕事」というように表現しています。
このフロー状態に多くいればいるほど、自己実現している感覚になったりシンクロニシティが起きたりします。
この自分を没頭させている状態、フローという状態そのものを、生きる意味である、と言っている研究者もいます。
6、幸福
幸福感を向上させるカギは、おそらく自立・フローのポイントにあると思っています。
これも詳しくはまたの機会に。
とにかく上記のようなことを突き詰めた結果、生き方についてはほとんど悩まなくなりました。
世界を色々なレベルで検討していくことで、何があったとしても自分の状態を客観的に柔軟に考えられるようになったからだと思います。
生き方の正解は分からなくても、迷わなくなった、というお話しでした。