大人の生き方3.0で発達障害の仕事の意識だけでなく世界が変わる理由
大人の発達障害の仕事のつらさをやわらげる「大人の生き方3.0」の別の役割
(※2015/12/3 加筆修正 発売に伴い一部表現を改めました。)
(※2016/1/8 加筆 書評記事のリンクを追加しました)
年内の発売にむけて作業しています著書発売プロジェクト。
いよいよこちら側の作業としては最終段階に入りました。
書籍化とはいえ、もちろんブログ記事のそのまんまコピペではありません(わたしも、ある程度そのまま使えるかと思いましたが、まったく甘い考えでした…)。
・1章 大人の発達障害克服体験記
ブログに書いているよりもっと前の時期からの生い立ちを含めて、大人の発達障害になった経緯とその人生改善体験を書いています。
・2~4章 大人の発達障害改善マニュアル
行動の準備のための疲労の抜き方・自立・天職発見の3パートに分けて、大人の発達障害(人生)改善の方法を提案しました。
WEBを見ない方、発達障害以外の方にも、「大人の生き方3.0」を知っていただく。
そのためには書籍出版として成功させ、できるだけたくさんの地域の書店へも置いていただく必要があります。
ということで、本書の出版に向けて新たに書いたポイントやエピソードも多くご用意しています。
いつもブログを読んで頂けている方にも、改めて参考にしていただける内容になっていると思います!
育児についての話題も大幅に加筆しました。
またわたしの主治医のコラムも収録されています。
わたしがどこで治療しているかご興味ある方はぜひご予約を…
なお印税はすべて本書やブログの「大人の生き方3.0」を、いま苦しんでいる方へ広めるために使わせていただきます。
まだ表紙が未確定ですが、amazonで(いつのまにか…)予約が始まっていますので、ぜひご予約よろしくお願いいたします(税込1,404円)!
(2015/12/3修正・加筆)無事に12/2発売いたしました!
****以下2016/1/8加筆****
書籍にできてブログにできないことは、その1冊全体の構成でもって人の心を大きく動かすことと、文章に集中してもらって印象として強く残すことだと思います。
それができるチャンスをいただけたこと、本当に恵まれていると思います。
また、ブログ/電子書籍が読めるような電子機器だと、メールが気になったりソーシャルメディアが気になったり、集中しづらい一面がたしかにあるようです。
こうした点をふまえ、できる限り本で出す意味があるように構成したつもりですので、書店でみかけましたらぜひ。
※無名の著者につき発行部数未定のため、申し訳ありませんが店頭にあまり並べられないかもしれません。amazonまたは地域の大型書店でのご予約をどうぞよろしくお願いいたします……
・書評記事
雇用する企業も参考にできる本『発達障害の自分の育て方』(障害者雇用インフォメーション様)
12月16日付朝日新聞に書評広告掲載(ブック・アサヒ・コム様)
その他、「発達障害当事者だけでなく、育児中の父兄やメンタル的につらくなっている社会人にも最適」などのように、メール・SNSを通じて有識者の方をはじめたくさんの方から好意的な書評、ご感想をいただきました。
本当にありがとうございました。
****以上、2016/1/8加筆****
※2016/1/17現在、たくさんの方にお求めいただきAmazon在庫は完売、入荷時期未定となっています。出版社在庫もほぼなくなっていますので、誠に申し訳ございませんがまずは地域の大型書店在庫をご確認くださいませ。(本日時点で、ネットストアではジュンク堂さまは「在庫あり」表示となっています)
※取り寄せ・入荷時期未定のまま、引き続き各ネットストアには購入予約を多く入れていただいており、現時点(2016/1/17)でamazon「障害者」カテゴリランキングも引き続きベストセラー第1位、紀伊国屋書店webでも「人文-発達心理」カテゴリでベストセラー第1位をいただいています。ありがとうございます。
そのため在庫切れとなっている各ネットストアへの再入荷についても、引き続き出版社へ調整を依頼してまいります。
さらに!
今日はもうひとつお知らせです。
先日少し告知していました取材記事が、昨日掲載されました。
記事ではいかにもうまくいっている風ではありますが…
当時うまく実績をあげられた状況とは最近だいぶ変わっていまして。
最近はふたたび、かなり仕事には苦しめられています…
新しい視点で、大人の発達障害のつらさやさらなる改善方法について、そして新しい時代の生き方について、これからも書いていきたいと思います。
<ファーストシーズン「大人の発達障害改善のヒント」全78記事の目次はこちら>
では引き続き、セカンドシーズンでは生物としての人間、生きるとは何か?などになんとなくフォーカスしながら進めていきます。
大人の発達障害の仕事のつらさを何とかするために
たとえば、今日は休日で、明日からは月曜日だったとします。
大人の発達障害を乗り越えられていなかった昔のわたしであれば、もう夕方からわたしの心は絶望の檻に閉ざされてしまいます。(娘が毎週欠かさず観ている「プリンセスプリキュア」から表現を拝借)
会社へ行くのがつらくてつらくて、眠れない。
眠ろうとすれば寝られるけれど、朝が来てほしくないから、寝たくない。
どうにかこの状況から脱したい、そのヒントを求めて深夜まで「大人の発達障害 回復」「ストレス 解消」みたいにWEBを検索しつづける。
それで結局朝起きられない。
しかたがないので、午前休みの連絡を、ギリギリの心境で会社へ入れるわけです。
こんな精神状態だと、午後からも出社できないことなんかよくありました。
そうするとその日の深夜には休んでしまったうしろめたさも増してくる。
…この無限ループ。
この話は実体験を交えたほんの一例ですが。
本当に、本当に大人の発達障害はつらすぎますね。
たとえまわりから自分の状況がどう見えようが関係なく。
自分がいまつらいんだから、つらいんです。時には死にたいと思うほど。
治らない障害を抱えながら、少しでも稼いで生きていかないといけない。
でもこの状況を、いったいどうしろっていうんでしょう??
大人の生き方3.0で自信「自分を信じる」を持つ
たぶん昔から、少なからず人の生活には苦しみがともなったと思います。
だからきっと宗教みたいなものが、どの地域にも興ったわけです。
「ただこれだけを信じて生きなさい。そうすれば救われます。それが正しいことです。」というような…
神様基準の宗教を信じる生き方。これがいってみれば「生き方1.0」です。
やがて人間の経験と知識が積み重なってくると、特に一部の人の中では目に見えない神様よりもそちらのほうを重視するようになっていきます。
アメリカなどではまだ7割くらいの人が神様を信仰して生きていますが、日本ではわずか15%前後だそうです。
では神様を信じない人が何をベースに生きているのかというと、おそらくはただ自分の目の前に見えている世界だけです。
目に見えている世界、科学で整理できる物理的な世界だけを信じる。
論理や物理法則で説明できる、ドライな世界。
この状況を、わたしは(科学的、経済的な)物質基準の「生き方2.0」だと思っています。
では「大人の生き方3.0」とは何でしょうか?
わたしは、「自分」を信じて生きる生き方を、「大人の生き方3.0」と設定しています。
いってみれば、自分基準で自信をもって、自分の道を進んでいくこと。
普通の人にとっては、経済的な豊かさを当たり前に追求できる時代は終わったという意味もあり。
大人の発達障害があり、あまり自分の世界と周囲の世界の環境を区別できていない、つまり「自立」できていない人にとっては、自分にとって本当に価値のあることが何なのかを自覚して生きていくためのきっかけ作りの意味もあり。
そして自分の世界の存在を認めるということは、他人だけの中にある世界の存在も積極的に認めていく、ということになります。
これがダイバーシティ(多様性)社会のベースになり、ただ何かを奪い合うだけの世界を「皆が皆の生きる目的に向けて生きる」世界へ変えていく原動力になるんです。
当然、そんな世界ならば戦争や放射能や化学物質でボロボロにするより、持続可能なものにしていくに十分な理由がありますよね。
以上が「大人の生き方3.0」の、より大きな視点での考え方です。
これからは自分の行動に対して「自分基準」の自信を持つということがとても大事で、さらにそうした個人が集まっている社会、という周囲の世界ももちろん尊重していくことも必要です。
自分の基準を認めて欲しいので、当然にまわりの他人の基準も尊重していく必要がありますよね。
このバランスの中で、自分なりの社会貢献や個性的な生き方というものを選択していけばいいわけです。
ご意見ご感想、お待ちしています。
お知らせ:
現在このブログ書籍化プロジェクトを進めております。その間、申し訳ありませんがしばらく週1回更新にさせていただきます。
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