大人の発達障害改善法がすべての人の人生にも役立つ理由とは
大人の発達障害な人だけでなくすべての人の人生のために
ゴホッ…
冒頭から咳きこんでしまってすいません。うえすとです。
書籍化についてひととおりの仕事が終わったと同時に。
気が緩んだのか、先週末から今年3月以来のカゼをひいてしまったようです。
ちょうど仕事も四半期末の嵐の前、ということで、今週はさっさと帰宅して養生させていただいているところです。
ちなみにわたしがカゼをひいたときは、寝る前の風邪薬と一緒にノンカフェインの栄養ドリンクを飲むようにしていまして。
というのも、大学1年生のときはじめてアルバイトしたドラッグストアがいい会社で、学生アルバイトにもしっかり薬セールストークの研修をしてくれたんですね。
(当時は登録販売者なんていう制度がなかったので…)
春の複数店舗一斉募集のタイミングだったと思います。
主婦や他の学生アルバイトと一緒に、配られたプリントをみんなで読んで、ケガのとき、熱のとき…など、いろいろな薬の使い方や種類について勉強しました。
そのときに、総合感冒薬とセットで飲むと効果てきめん、と教えられたのが、カゼ用の小さいドリンクです。
よく3本セットの箱で売ってるやつですね。
熱なら翌朝にはだいたい引きますし、カラダのしんどさなんかも取れていることが多いです。
もし風邪をひかれていて、医者へ行く時間が無い方は、ぜひおためしください…
***<ファーストシーズン「大人の発達障害改善のヒント」全78記事の目次はこちら>***
では引き続き、セカンドシーズンでは生物としての人間、生きるとは何か?などになんとなくフォーカスしながら進めていきます。
大人の発達障害改善法とは「脳を最適化」すること
毎日、昼休みにはゴハンを買いに出るついでに書店をチェックする習慣があります。
どんな新刊が出てるかとか、「キングダム」の新刊はまだかとか...
でも今日はいつもと違い、ちょっと目的があったんです。
それは、脳科学分野の新刊の、
コネクトーム:脳の配線はどのように「わたし」をつくり出すのか
- 作者: セバスチャン・スン,青木薫
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2015/11/18
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
を買いにいくためです。
偶然、昨日ニュースサイトで書評を読んだんですよね。普段あまりニュースサイトは見ないのに。
なので、これは買いだと思ってさっそく。昨日の今日です。
でもこれは医学系単行本です。
そこまで大きな書店ではないのと、この地域ではあまり売れないジャンルなのか、「医学」のコーナーじたい、売り場がとても狭い...
じっーと棚をながめていくと…ありました。
新刊なのに、表紙も見せられているわけでもなく、普通に差さってます。
さて、レジへ。
と、離れようとしたとき、見慣れない背表紙を見かけました。
「脳を最適化する」
あれ、これもまだチェックしてない。。。出版年月を見ると、これも今月の新刊でした。
これも買おう。
- 作者: アルバロ・フェルナンデス,エルコノン・ゴールドバーグ,パスカル・マイケロン,山田雅久
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2015/10/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
ということで、今日は先にこちらを読んでみました。
この本はアメリカで2014年9月に出版された「The SharpBrains Guide to Brain Fitness」の翻訳版です。
アメリカでのamazonの評価は86レビューで4.3。高い評価を得ているようです。
そしてその内容はというと。
まさにこのブログでご紹介している「大人の生き方3.0」の中の、「いろんなイベントに行きまくり、いろいろな人とたくさん会って、脳の可塑性を活性化させましょう!」というメッセージそのままでした。
※脳の可塑性:脳神経ネットワークを新しく張りめぐらせて機能を高めたり変えたりすること
つまり、大人の発達障害克服法は、そのまますべての人の脳を最適化する方法と同じだったというワケです。
まず、この原書の題名にもなっている「ブレインフィットネス」という発想ですが、2007年頃から日本の「脳トレ」と同じく、アメリカでも認知されはじめたらしいんです。
さらに日本と同じく、「脳トレ」は効果が怪しい、という論調も見かけつつ、しっかりと理論的根拠のあるトレーニング方法が広がりだしています。
本書はその具体的な方法として、ブログでご紹介していたように細かい動きのある運動だったり、瞑想だったり、人とのつながりあいなどを、定量的な実験結果も交えながら解説しています。
中でも印象深いのは、「いつも同じことをしていては効果がない」ことを強調していることです。
脳の可塑性を促すには、多種多様な活動、チャレンジ精神あってこそのものだ、とわたしは読み取りました。
さらによくこんな言葉を耳にします。
「言われただけでできたら苦労しない」
それはもちろんそうですね。
ですが、たとえばわたしの場合でいえば、動き出すまでは多少苦労はしましたが、いったん動き出してしまったらあとは好きに動き続けただけなんです。
イベントへ行ったり勉強会に行ったり、行動を継続することに関して「頑張った」記憶はないんです。
つまり大人の発達障害改善のプロセスに「乗る」までは多少苦労がありますが、あとは好きなことをし続けるだけです。
脳の可塑性のポイントは、ひとつの体験、ひとつの思い、ひとつの感情によって脳が変わってしまう可能性にある。
本書からの引用です。
きっかけも肝心、ということですね。
わたしの場合にきっかけになったのは、思い切って正社員を捨てて転職したことでした。
【告知】
12月15日 夜 都内「もうやん文京」というイベントで講師を務めます。
詳細はTwitter等でお知らせしますので、行動の「きっかけ」としてぜひお越しください!
すべての人の人生に役立つ「大人の生き方3.0」
大人の生き方3.0には、この「脳の最適化」のプロセスとともに、「自立」「天職」を加えた3本の柱を中心に据えています。
まず本当の自分の感情と向き合える(自立)ようにならなければ、行動を起こし続ける動機、感情が生まれません。
そして脳を最適化しながら、自分の能力的な適性と感情的な志向が重なる「天職」を生きる。
この生き方は、大人の発達障害の方だけでなく、これからの日本ではすべての人の人生にも役立つはずだと思っています。
そういえば、脳を最適化するとカラダも健康になるそうですよ。
たしかに…個人的には免疫力が上がった…かも?
そして最後になりますが、お忙しい中、たくさんの方に書籍をさっそくご予約いただきました。
本当にありがとうございます!!
申し訳ありませんがお届けまでもう少々、お待ちください。
スペシャルゲストとして、わたしの主治医のコラムも収録いただいています。
取材いただいた出版社のご担当の方、ありがとうございました。
主治医にも直接お礼を伝えさせていただきました。
ブログでは医療機関名も公開していないため、ご興味がある方はぜひご予約ください!
発達障害の自分の育て方 ←amazonページ
お知らせ:
現在このブログ書籍化プロジェクトを進めております。その間、申し訳ありませんがしばらく週1回更新にさせていただきます。
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