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発達障害の「生き方」研究所 | Hライフラボ

転職4回、うつで1年の休職歴あり。30歳を過ぎてADHD・アスペルガーまで発覚した人間が、妻と娘の育児のためにもがいた結果… 「生きづらさ」と戦いながらそこそこ稼ぐためのHライフラボ的・生き方3.0とは?

ADHD・アスペルガーの人生を楽しくする仕事が見つかる本ベスト5を紹介する

仕事

ADHDが本当にやりたいことは「行動」が思い出させる

 

【こんなことが書いてあります】
・天職探しの本に共通するキーワードは「行動」

・適切な「行動」がわたしたちの天職をつくっていく

→「生き方」研究所 発達障害克服マニュアル目次へ

 

※2015/5/14 人気書籍について新たに追記しました。

 

 

地獄のようなADHD・アスペルガー人生を変えた「自立」と「天職」

 

朝、6時半。

また「今日」がきてしまった。

あの苦痛でしかない場所へいかなければ、生活できない。

 

・・・生活?

 

いったい、自分は何のために生活しているんだろう。

 

「上司から指示されてたあの仕事、やろうやろうと毎日思ってるのに、やばい締め切り近いのに、まだ何も手をつけてない・・・」

 

「何度も同じこと質問してるのにまた忘れちゃった。もうあの怖い人にはきけない。どうしよう・・・」

 

もう無理。本当に無理。

 

・・・だけど会社行かなくちゃ。生活のために。家族のために。めっちゃつらいけど。

 

 

 

私の「朝」は、いつもこんな感じでした。

 

そして「行かなくちゃ」なんて思えるときは絶好調のときだけで。

 

調子が悪いときは、そもそも最寄駅で会社方面の電車に乗ることもできずに反対方向へ行ってしまったり、途中駅からカウンセラーやいのちの電話に連絡しないと気持ちを維持できないこともよくありました。

 

 

そんな私がいつの間にか、仕事が楽しくなって朝がつらくなくなりました

 

いまはよく明け方までブログを書いているので朝は眠いですが、ただそれだけです。

 

 

では、この差はいったい何からうまれるんでしょう?

 

 

 

わたしとしては大きく2つ原因が考えられます。

 

ひとつは精神的に「自立」、つまり周囲の世界と自分の世界を切り分けられるようになったことで、日々のストレスが激減したことです。

(こちらについて詳しくは「自立」カテゴリの記事を参照してみてください)

 

 

そしてもうひとつ、今回の記事のテーマとしてあげていること。

まちがいなく「やりたいこと」「天職」を自分の仕事にできているかどうか、です。

 

「やりたいこと」や「天職」に生きると毎日充実します。

日々生き切った感じがします。

仕事で満たされているため、余計なものを帰りがけのコンビニで買わなくなります。

 

まちがいなく、天職につくことは「生きる意味」です

 

 

今回は、ADHDやアスペルガーの人が「やりたいこと」「天職」を見つけて楽しい人生を送るためにわたしが活用した本の中から、おすすめの本を紹介します。

 

この中のどれか一つでも、みなさんが自分の得意分野を生かして楽しく充実した生き方をするために役立てば本当にうれしいです。

 

 

では、さっそくスタートします。

(当ブログはアフィリエイトサイトではありません。ブログ標準の書名貼り付け機能を使って書籍情報をシェアさせていただきました)

 

ADHD・アスペルガーの仕事を天職に変えてくれる本たち

 

「天職」がわかる心理学

「天職」がわかる心理学

 

そのものズバリのタイトルですが、おそらく天職を探している人のサポートが「天職」という感じの中越さんの本です。

 

内容が濃いとはいえませんが、「現職が忙しすぎる人は、まず時間が確保できる仕事へ移ってみる」など、ところどころに使えるヒントが載っています。

 

まずは小さくてもやりたいと思ったことへの「行動」をすることが大切、がキーメッセージです。

 

カウンセラーの方が心理学をベースに書いたものなので、良いことが書いてあるけれどじゃあどうすれば?と思ってしまうところが一部ですがありました。

 

とはいえ「天職」探しの専門書は貴重。ぜひ一度ためしてもいいと思います。

 

 

自分未来編集

自分未来編集

 

今回の中で一番おススメできる本。

上の中越さん同様、天職ややりたいこと(この本では「ビジョナリ―ワーク」と呼んでいます)を探すためのサポートが天職になっている鵜川さんの電子書籍です。

 

私がこの本を推すのは、別の記事でも書いた「時間が早く経つ仕事」が天職へのみちしるべだ、という判断基準を同じく採用していることと、一人で読んだときに実践しやすいワークが多く掲載されているからです。

 

著者が本当に読者にビジョナリ―ワークを見つけて欲しいと願う気持ちも、分かりやすい文章となって伝わります。

 

この本で紹介されているワークを自分で進めていき、自分の中にあるやりたいことに関する情報を注意深く選択して編集していくことで、自分にとっての天職がどんなものなのかが自然とあぶり出されてきますので、ぜひ時間を作ってやってみてください。

 

もしあなたに、何の制約もなかったら、あなたはどんな未来をつくりたいですか?

 

ワークで方向性を定めながら、望まれる方向に向けて行動することで本当の天職が見つかる、というアプローチをしていますので、効率もいいと思います。

 

 

またここで使われている「編集」という概念はこれから先とても重要で、情報がこれだけ大量にだれでもアクセスできる形で存在している社会では、その編集力次第で大きな力や生き方につながっていきます。(ちなみにこのブログのスタイルも「編集」です)

 

併せてチェックしてみてください。

 

自分の「やりたい」というエネルギーを「できること」に変えていくこと。それは編集という術の重要なポイントだと思います。

僕たちは編集しながら生きている

後藤繁雄 スーパースクールテキストブック

 

 

 

ワクワクすることが人生にお金をつれてくる!

ワクワクすることが人生にお金をつれてくる!

 

 有名な本田健さんのワクワク本。

ワクワクする仕事をひたすら追求しましょう、そうすればお金はあとからついてきますというのが大まかな流れです。

 

ワクワクシリーズの中でもスピリチュアル度は比較的低いので、まだワクワクしていない人はぜひ一度読んでみてください。

 

「なぜそう言えるの?」とロジック面の突っ込みを入れないでも読める方向けです。

このタイプは比較的女性に多いんじゃないかと経験上思います。

 

特に第3章の、「あなたが変えなければいけない5つの分野」は、このブログの「生き方3.0」にも発想が近く、ADHDやアスペルガーの方は特に必読です。

 

そしてここでも、最終的には行動する人が人生を変えていく、と書かれています。

 

またわたし個人的には、この一節が好きです。

 

あなたが大好きなことをやっていく際には、いったん能率を忘れる必要があります。

 

時間は人よりかかっても、素晴らしい完成形に仕上る仕事をすればそれは十分才能だということですね。

 

 

マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった

マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった

 

 この本も発売当時はずいぶん話題になったようですが、私は昨年はじめて読みました。

 

マイクロソフトで上級役員を務めていたジョン・ウッドが、ネパールへの旅行をきっかけに社会起業化になったプロセスを物語形式で綴ってあります。

 

自分の心に従ってリスクを取って行動すると、どんな流れが待っているのか。

それを追体験するには格好のテキストです。

 

 

「生き方探し」の勉強法 (ちくま新書)

「生き方探し」の勉強法 (ちくま新書)

 

新書ならではのオーソドックスな語り口で、生き方を探すにあたって必要なステップがいくつかにまとめられています。

 

うつ病など少し心に疲労がたまっている人向けに「心の体力を回復する」というプロセスが設けられていて、いまの状態があまり良くない人でもスタートできる数少ない本です。

 

さらにこの本が先のいくつかと異なるのは、日本人が目的を目指して生きること自体が苦手なんだという指摘をして、それを前提にプロセスが作られていることです。

 

 

わたしも日本人が目標設定が民族的に苦手である点には他のいくつかの本も指摘している通りまったく同意します。

 

日本人は変化を押し付けられてそれにすばやく適応すること(例えば終戦後の思想変更と復興のような)は非常に得意ですが、欧米人のようにある目標を設定してそこの達成のためにあらゆる状況を変えていく、つまり歴史(変化)は自分たちが主体的につくっていくんだという発想ができません。

 

それは農耕民族であり島国であることが大きく影響しています。

 

もっというと、目標設定と達成に必要な前提になる「自立」自体が遺伝的に不得意と言っていいでしょう。

 

先のいくつかの本を実践するにしても、まずはこの「自立」をしっかり果たしてからでないと全く意味がありませんので注意が必要です。

 

自立に関してはこのブログの過去記事にもいくつか詳しく書いていますので、一応リンクを張っておきます。

 

発達障害は「自立」で生きづらさを軽くする

大人の発達障害の克服に役立ったこと ~ 自立

大人の発達障害と仕事選び② ~自分の世界と周囲の世界を分けると天職が見つかる

 

 

【2015/5/14追記】

この記事を書いたあと、アスペルガー向けにはなりますが非常に参考になる本に出会いました。

仕事をテーマに書かれた本ではありませんが、わたしなりに解説記事を書きましたのでご紹介しておきます。(調整中)

 

ADHD・アスペルガーの行動が心をつくる~身体心理学から

以上、5冊(+1冊)の本を紹介してきましたが、どの本にも共通するのは「行動」ということです。

 

これは行動して学習するからとか、経験が得られるからといった表面的なこと以外にもおそらく理由があります。

 

やはり「行動」が心をつくるんです。

 

わたしたちはふつう、心で思って頭で考えてから行動する、という順番を信じています。

ところが実際にはそうではなくて、行動した結果その行動に見合った心が獲得されるんです。

 

進化の過程で見ていくと、動物は大脳によって、環境に働きかけて適応したのではなく、環境が動物に働きかけて行動を引き起こし、適応してきたのである。そして適応した結果、その行動を保存して、次に同じ事態が生じたとき、能率よく対応するために、記憶の器官である大脳を発達させてきたのである。(中略)このことから「始めに動きありき」で、その動きから心が発生したのだと考えることができる。

 動きが心をつくる──身体心理学への招待 (講談社現代新書)

 

衝動的な行動はAHDHの得意分野ですし、わたしも実際その恩恵を大きく受けていると思います。

 

もちろん100%行動が心をつくっているのではなくて、もっと複雑なプロセスが心の形成には関与していると思いますが、少なくともその一部は「行動」が占めているんです。

 

行動した結果、新たな環境を「認識」して、それに適応するための能力・遺伝子が発現していき、天職となっていくとも考えられます。

 

参考記事:大人の発達障害の克服に役立ったこと3 ~ 環境認識を変える

 

ですので未来のことはあまり悩まず、いまの自分のちょっとした好奇心・向上心をはげまして、今日からでも、明日からでも行動してみませんか?

 

私は読書会やフェイスブックでやっているイベント、ストリートアカデミーなどを利用していますが、このあたりについてはまた改めて情報提供していきますし、わたしもこのブログの読者の方向けにイベントを企画していきたいと思います。

 

 

とにかく、わたしたちが本当に気持ちのいい「朝」を迎えるためのカギは、わたしたち自身の少しの勇気と行動がにぎっていることは間違いがなさそうです。

 

 

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